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幻の「ハイテンショングルメレポート選手権」pato,山口むつお,凸ノ高秀

「ハイテンショングルメレポート選手権」とは、日本で一番有名なウェブライター・ヨッピーさんが、リクルートが運営するホットペッパーグルメのメシ通というサイトで、2番目に手掛けた記事です。

「メシ通」ヨッピー初記事

正確なタイトルは「ハイテンショングルメレポート選手権やってみた」

2019年10月2日に記事はアップされていて、趣旨としてはヨッピーさんがグルメ記事を書くにあたって

  • 表現のレパートリーが「うまい」しかない
  • 美味しさを「顔芸」で表現する
  • そもそも繊細な味がわからない

という致命的な欠陥を補っていただくべく、3名の有志に集まってもらってグルメレポートを書いてもらうという記事でした。

ちなみにその3名は

  • 狂気のライター pato
  • バーグハンバーグ社員 山口むつお
  • 漫画家 凸ノ高秀

いずれも知る人ぞ知る人なのでしょうが、その当時私はヨッピーさん以外知りませんでした。

ヨッピー氏以外知らない僕は、なんとなくその記事を読ませていただきました。

まず

  • 漫画家 凸ノ高秀

見事に灰汁を出す肉を漫画で表現していました。

凸ノさんは最近これでバズっていて、自分も知らずに見てました。

続いて

  • バーグハンバーグ社員 山口むつお

「美味恐竜」が出現し、地獄から「ヨッピー」が語り掛け、「美味しさのつるべ落とし」が地球に落ちてくる様子を、臨場感たっぷりにCGを駆使して表現していました。

ここまでは、普通に今まで読んできたWeb記事であり、この後もすんなり終わるものと思っていたのですが、

  • 狂気のライター pato

この方の文章が異常に長い。正直初めの何行かで読むのを辞めてしまいスクロールをしていきます。すると


山口:うわっ 見て!シイタケ食べ始めるまでで7,000文字ある

凸ノ:完全に頭おかしいでしょ

と、茶々が入る。しかしpato氏は構わず続ける。

山口:見て!これ!サイドバーちっちゃ!まだカニも食べてないのに!

凸ノ:なんちゅうものを書いてくるんですかアンタは・・・

結局いろいろ言われながらも、約25,000文字で終了。

当日はpato氏の文章は読まなかったけれど、2人の茶々が面白かったので満足していました。

しかし、どうしてもpato氏の記事が気になり、時間が空いた時に気合を入れて読み始めました。

pato氏 グルメレポート概要

カニ料理屋のグルメレポートをするにあたって、まだ店にも入っていない段階で1,200文字の回想が描かれている。

前回の僕はここで読むのをあきらめた。がしかし、今回は長文読む気満々で挑んでいるので早速読み始めました。

回想では家族の食卓で、みんなが居間でおいしそうに松葉カニを食している光景を思い出す。しかし、幼かった自分はカニを食べている家族をただ眺めているだけ。カニを食べ飽きたのでもなければ、嫌いでもない、むしろ好きなのになぜカニを食べずに眺めているだけなのか?

入店

カニ料理屋に入店し、そこの廊下が実家の趣に近いという事でさらに先ほどの記憶がよみがえってくる。爺さんから弟まで松葉ガニを食べている光景は事実であり、自分はやはり食べていなかったことを確信したpato氏は幼いころ虐待をされていたのではないかと疑い始める。

個室に案内される

個室に案内されると新宿駅の待ち合わせ場所がよく見える部屋だった。そこで父と新宿に来て一人取り残された記憶を思い出す。

ズワイ蟹の水炊き鍋のシイタケ

幼いころシイタケが嫌いだったのになぜ食べれるようになったのだろう。そのキッカケは弟の肉嫌いであったことを思い出した。

ある日台所で家族みんなで食事していたところ、弟が食べないと言って居間に逃げ込んだ。そこで父が懲らしめるためにブレーカーを落とし、ゴリラの被り物をして弟を脅したエピソードがあり、そんな恐ろしい事をやられたくはない一心で苦手なシイタケを食べ始めたようだ。

ズワイ蟹の水炊き鍋のにんじん、かぶ

ズワイ蟹の水炊き鍋のにんじんとかぶ が花びらの形に切られていたことから、カレーの王子さまの星形にんじんを思い出し、父が弟の好きな女の子の家がやっているステーキハウスに行き、お金が無くてみんなでカレーを食べた時、高級過ぎる肉とカレーのアンバランスさに戸惑いながら、星形のにんじんが妙に嬉しかったのを思いだす。

ズワイ蟹の水炊き鍋のしらたき

冒頭でしらたきとは反抗期的なものがあると決めつけ、自分の反抗期に思いを馳せる。

中学生時代に「合戦!カラオケバトル!」での父親と地元の権力者みたいな人との一騎打ちの際、なぜか勝敗を決めさせられ、迷わず地元の権力者みたいな人の勝ちにしたエピソードが語られる。

ズワイ蟹の水炊き鍋のねぎ

大学2年になり広島で一人暮らしをしていたところ、父が資格の取得の関係で1泊するために転がり込んでくるエピソード。

ねぎはそのままだと辛く、煮込むと甘い。また種類や部位によっても味が変わるのでいつも裏切られていると評し、広島でのエピソードが始まる。

バスで広島に来た父親を迎えに行き、一緒にごはんを食べようと勝手に連れて行かれたラーメン屋で、勝手にネギラーメンを注文されたことに憤ったついでに、新宿に置き去りにされたことへの怒りを生まれて初めて父に表明した。

ズワイ蟹の水炊き鍋のえのき&しめじ

父親も負けじと「合戦!カラオケバトル!」で負けたことを根に持っていることを明かした。

ラーメン屋の帰り、父親は母親のお土産にと買い物をしたが、日持ちがしないものばかりだったので夕飯で消費することにした。

ズワイ蟹の水炊き鍋の白菜

父親がお土産にと買った二玉の白菜を調理して食べている最中、また父がカラオケバトルで負けたことをほじくり返した。 pato氏は新宿に置き去りにされたことを根に持っていることと、カニを食べさせなかったことも根に持っていると告白する。

その夜、布団に入った父親が、新宿で何があったか語り始めた。

ズワイ蟹の水炊き鍋のスープ

父親の声は濃厚なだし汁のように6畳一間の空間に染み渡った。

この謎な一文のあとに父親の告白が始まり、pato氏はショックを受ける。カニを食べさせなかったことはなぜかを問いただすも、また明日とはぐらかされる。

ズワイ蟹の水炊き鍋のカニ

資格試験が終わり、父親が「カニ料理屋」に連れて行ってくれた。そこで今回の最大の謎である、「なぜ松葉ガニを食べれなかったのか?」について語られる。

そこには、今までの伏線が回収された見事な結末が待っていた。

カニの刺身

熱を通したカニと刺身のカニの味の違いに言及し、人の記憶もまた現実とは違うのではないかと締めくくる。

\Pato氏の記事をさらに楽しむためにおススメです/

pocketやInstapaperの「読み上げ」機能をを駆使してpato氏の記事を楽しもう Pato氏とは、一世を風靡したテキストサイト「Numeri」の管理人であり、現在のWeb記事としては桁外れに長い文章を書き、さらに自分を...

「ハイテンショングルメレポート選手権」感想

他多数のコメントがTwitterに寄せられています。

自分もpato氏の魅力にはまってしまい、何者なのかを調べてみたところいろいろな記事に行き着きました。

pato氏にはまった経緯

Numeri」というテキストサイトの管理人。1976年生まれの独身。

詳しくはヨッピー氏が編集長を務めるSPOTの記事

ネットでバズりまくる狂気のライター「pato」とは一体何者なのか。インタビューしてきた

その記事の最後に「シベリア鉄道の旅」のスポンサーを募集しており、100万円で「シベリア鉄道の旅」に出て、旅の記事まで書いてくれて、しかも宣伝までしてくれるなんて、無茶苦茶お得なスポンサー契約だなと思いちょっと考えたところでしたが・・・

すでにスポンサーは決まっており、しかもすでに記事になっているとのこと

【ロシア9,288 km】シベリア鉄道に乗って東京の一戸建てをアピールしてきた【6泊7日電車】PR

早速読んでみると、スポンサーはなんと「オープンハウス」 シベリア鉄道でなぜか日本の一戸建ての魅力についてPRするという。相当優秀な営業マンがいるようです。

そしてどんどんはまっていきSPOTにあるpato氏の記事はすべて読み切り、ついにはpato氏のNumeri以外で書いた記事をまとめた

多目的トイレ

の記事も読み漁ります。

そして、pato氏はnoteにも進出して「文章を書く人に伝えたい50のこと」を毎日公開し始め、それも毎日読んでいました。(現在は有料)

最近の最大のバズは牧瀬里穂の誕生日に公開された

’89 牧瀬里穂のJR東海クリスマスエクスプレスのCMが良すぎて書き殴ってしまった

その時代の人から現代の人まで巻き込んだすごい盛り上がりでした。

事件発生

何があったのでしょうか?

詳しくはpatoのミッドナイトシャッフルで語られておりますが、内容としては

  • pato氏主催の忘年会をやる予定で、pato氏が新宿のカニ料理屋の予約を取る
  • 店がパニック状態で7時の予約だったが開始が8時半になる
  • 飲み放題だったが酒が来ない、来ても酒が混ざってない
  • 皿、コップ汚い
  • カニなど料理がすごく少ない
  • 参加者全員おなかが空いた状態で出てくる
  • 土日祝日料金が小さく+500円と書いてあり徴収したお金では足りなくなる
  • しかも税抜表示だったためその分も上乗せ
  • 結局幹事であるpato氏が20,000円ほど余計に負担した

参加者の1人も、あり得ない店の対応に怒りのツイートを投稿しており

謎のドラえもんもご立腹の様子です。

pato氏の対応

patoのミッドナイトシャッフルで、このお店のPR仕事とはいえ25,000文字ほどかけて書いており、「自分の記事を読んで予約する人がいるのは悪いな」と言っており、鋭意対応中とのことでした。

その後まさか記事が消えてしまうのではないか?と思っていましたが、案の定あの大作はネット上から消え失せpato氏は最近でも

そのひどい店のウォッチを続けているようです。

にわかの自分ですが、pato氏の作るものには愛があるように感じます。Voicyで話していたが、自分のうんこに対しても、ついさっきまで自分の一部だったものを狭いと所に流すのは心苦しいと話しているくらい愛がある。

うんこと同じように自分の作品に対しても、自分の子供のように接していて、世間に出すときにはしつこいようにSNSで告知をし、感想があればリツイートしている。

そんなpato氏が自分の子供である作品を取り下げるのは相当なことであり、今回のことに関しては一緒に作り上げたライターさんや企画したヨッピー氏、メシ通の運営会社であるリクルート、そして多分そのリクルートに依頼したであろう3つの店舗にも影響があることを考えると、結構な労力が必要であったと思うが取り下げた。

そこにはpato氏のライターとしての姿勢が表れていると思う。

以前、一回だけ記事を取り下げてもらった話があった。それはあるメディアに入稿した記事が一週間もの間リンクが間違っていて閲覧できない状況になっていたことにpato氏がブチ切れたためだ。

ブチ切れた理由は自分の作品をないがしろにされたからではなく、一週間もの間そのメディアの誰一人としてそのことに気が付かなかった。つまり、そのメディアの人間は自分のメディアを誰一人として愛していない。そんなところに作品は預けられないという理由からで、今回のpato氏の取材したお店も同様な事を感じたから取り下げたのだと思います。多分・・・

2020年のpato氏

2020年もnoteやメディアにいろいろ記事を書いていて、現在絶賛連載中なのは、また狂った企画で

高速SAのラーメンはなぜ美味いのか、鹿児島から青森まで全てのSAでラーメンを食べてきた

タイトルの通り、全てのSAを回ってラーメンを食べる企画です。「さくマガ」で連載中。

また最近のツイートでは

なぜかnote(株式会社ピースオブケイク)の イベント会場に来ています。何か公演でもするのでしょうか?

2020年もpatoさんの活躍が楽しみです。

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