【バーサス】『魔勢界』天敵 魔族

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魔勢界とは

『バーサス』の13の天敵が跋扈する世界の一つ、「魔勢界」は、大魔王ビャクオウとその配下である47の魔王が率いる魔族によって完全に支配された領域です。
この世界は、圧倒的な力を持つ魔族の支配下にあり、秩序や慈悲とは無縁の混沌と恐怖が渦巻く地とされています。大魔王ビャクオウは、47の魔王を従える絶対的な存在として君臨し、その力は他の天敵すら凌駕するとも噂されるほどの脅威です。

対するニンゲンは、この絶望的な状況に抗うべく、47の魔王それぞれに対応する47人の勇者を育成しました。長い年月をかけて鍛え上げられたこれらの勇者は、各魔王に挑むべく戦場に送り込まれましたが、結果は惨憺たるもの。魔王たちの力は想像を遥かに超えており、勇者たちは一人また一人と敗れ去り、ニンゲンの抵抗はことごとく打ち砕かれました。どれほど訓練を積み、戦略を練ったとしても、魔勢界の魔族にはまるで歯が立たない――そんな絶望的な現実が、ニンゲンたちに重くのしかかっています。

魔勢界の特徴として、47の魔王それぞれが独自の力や支配領域を持つ点も見逃せません。例えば、ある魔王は炎を操り、ある魔王は闇を纏い、また別の魔王は心を惑わす幻術を駆使するなど、その多様性と強さがニンゲンをさらに追い詰めます。大魔王ビャクオウに至っては、47の魔王を統べるだけでなく、魔勢界そのものを支える根源的な力を持つ可能性も。ニンゲンが47の勇者を揃えたところで、ビャクオウという最終的な壁を越える術は見つかっていません。

初登場

第1話 勇者が魔王に戦いを挑むも敗走。 勇者の兄である魔導士のゼイビィが異世界を融合し助けを求めることに

登場回

  • 第1話 最後の望み
    (異世界を召喚)
  • 第2話 挟まれる人類
    (異世界の天敵との戦い)
  • 第4話 一筋の光明
    (天敵同士の闘い)
  • 第7話 ハロゥ作戦決行前
    (ジャチが拠点を離脱)
  • 第9話 巨人族 VS. 新人類
    (人類の拠点を魔族が発見)
  • 第10話 人類拠点防衛戦
    (魔族が人類拠点を襲撃)
  • 第11話 宇宙からの侵略者
    (マダラ―星人登場)
  • 第12話 魔族 VS. 宇宙人
    (マダラ―星人対魔族)
  • 第13話 大存在
    (ダイコクザン初登場)
  • 第14話 繋ぐべき命
    (人類拠点転移)
  • 第15話 ニンゲンの真似事
    (マダラ―星人による魔族虐殺)
  • 第18話 緑の森の少年
    (魔王が巨人族と遭遇)
  • 第19話 魔王 VS.…
    (魔王対巨人族 魔王対マダラ―星人)
  • 第20話 パワー!!!!!!
    (魔王対大首長ギンバック)
  • 第21話 大首長ギンバック VS. 第23魔王ディーガナザル

魔族の強さ

『バーサス』の「魔勢界」に君臨する魔族の強さは、複数の戦力比較からその一端が垣間見えます。以下に、物語内で示された具体的な強さの序列を整理してみると、魔族の恐るべき実力が浮かび上がってきます

  • 戦闘幹部キヴァ > 上級ロボット: キヴァは魔族の戦闘幹部として、上級ロボットを軽く凌駕する強さを持つようです。機械的な敵に対する優位性が際立っています。
  • 戦闘幹部キヴァ ≧ 勇者ハロゥ: ニンゲンが育て上げた勇者ハロゥと互角かそれ以上の力を持つキヴァ。勇者ですら抑えきれない戦闘力の高さが伺えます。
  • 大魔王軍 第11師団(戦闘幹部及び戦闘員) < マダラー星人: 第11師団全体では、マダラー星人に歯が立たない様子。魔族の下級戦力には限界があるようです。
  • 第11魔王ジャチ > 百腕兄弟 第6男 狂腕のゴーリー: ジャチは百腕兄弟の一人、ゴーリーを圧倒。魔王としての格の違いを見せつけています。
  • 第11魔王ジャチ > マダラー星人: マダラー星人を上回るジャチの力は、第11師団全体とは比べ物にならない強さを示します。
  • 第11魔王ジャチ ≦ 大首長ギンバック: しかし、巨人族の大首長ギンバックには及ばず。ジャチでも太刀打ちできない相手が存在します。
  • 第23魔王ディーガナザル < 大首長ギンバック: さらに、第23魔王ディーガナザルはギンバックにあっさり敗北。魔王と巨人族のトップとの間には明確な戦力差があるようです。

これらの比較から、魔族内部でも戦力に大きな幅があることが分かります。
戦闘幹部キヴァは勇者やロボットを凌駕するものの、魔王クラスになるとさらに桁違いの強さが発揮され、特に第11魔王ジャチはマダラー星人をも超える存在感を示します。
しかし、巨人族の大首長ギンバックに敗れる魔王たちの姿からは、魔勢界の魔王ですら全てを支配する絶対的な力を持っているわけではないことが伺えます。特に、第23魔王ディーガナザルがギンバックにあっさりやられた場面は、魔王と巨人族のトップとの間に歴然とした壁があることを物語っていますね。

こうした戦力差を踏まえると、47の魔王を統べる魔勢界の最高戦力、『大魔王ビャクオウ』の強さがどれほどのものであるのか、想像するだけでゾクゾクします。
ディーガナザルがギンバックに敗れる中、ビャクオウは果たして巨人族の大首長すら凌駕するのか?
あるいは、13の天敵全てを相手取っても圧倒的な支配力を発揮するほどの存在なのか?

ニンゲンの47勇者がまるで歯が立たなかった魔勢界において、ビャクオウは魔族の頂点として他の世界にどれだけの脅威をもたらすのか、その全貌が明らかになる日が待ち遠しいです。『バーサス』の混沌とした戦場で、大魔王ビャクオウがどんな形で登場するのか、期待が高まりますね。

第11魔王ジャチの動向

『バーサス』における「魔勢界」の第11魔王ジャチは、その動向と強さで読者を惹きつける存在です。彼の実力は、百腕兄弟の第6男「狂腕のゴーリー」やマダラー星人を軽々と倒し、さらには巨人族の大首長ギンバックに肉薄するほど。戦場での圧倒的な力は、47の魔王の中でも際立った地位をジャチに与えています。

興味深いのは、マダラー星人との戦いの前にある描写です。自らの部下である「第11師団 戦闘幹部及び戦闘員」の亡骸を前に、ジャチが一瞬怒りを滲ませるような表情を見せたシーン。
あの瞬間、「もしかして部下思いのいい奴なのか?」と誤解してしまいそうになるほど、彼の魅力が垣間見えます。冷酷な魔王らしからぬ感情がそこにあったように感じられ、ジャチというキャラクターに意外な深みを与えています。

しかし、その印象はすぐに覆されます。第1話では、勇者ハロゥのパーティの仲間であるレギスじぃさんを、耳クソで瞬殺。さらに、ライル・マズリナに至っては、ジャチの放つ強力な魔力に触れただけで命を落としてしまうほどの無慈悲さを見せつけました。ニンゲンにとって、彼の存在は近づくだけで死を意味するほどの脅威です。

マダラー星人との戦いでも、ジャチの二面性が明らかになります。
最初は部下の死に対する弔い合戦かと見えたその戦闘姿勢は、途中から純粋なバトルへの興奮に変わっていきます。
敵を倒すことに喜びを見出し、戦いの熱狂に身を委ねる姿は、まさに魔王らしい狂気そのもの。そして戦いが終わった後、ジャチは倒れた部下の亡骸を一瞥することもなく、ただニンゲンを追うために飛び去ってしまう。その冷淡さは、彼が部下を道具か駒としか見ていないことを如実に示しています。あの怒りの表情すら、単なる気まぐれか、あるいは自分の支配領域を侵されたことへの苛立ちに過ぎなかったのかもしれません。

こうして振り返ると、ジャチは一見魅力的な一面を見せつつも、結局は人類にとって紛れもない天敵であることが分かります。出会っただけで最悪の結末を招く存在――その事実を忘れてはいけません。マダラー星人やゴーリーを倒した実力、ギンバックに挑むほどの胆力、そしてニンゲンを容赦なく葬る残忍さ。ジャチの動向は、『バーサス』の戦場にさらなる混沌と恐怖をもたらすでしょう。今後、彼が他の天敵や勢力とどう絡むのか、その予測不能な行動から目が離せませんね。

ジャチが向かう先

一目置いている「ハロゥ」が生き残っていることを確信したジャチ。

転移魔法の痕跡を辿りニンゲンの元に向かいます。

しかし、今までジャチが戦っていた場所(百腕兄弟 第6男 狂腕のゴーリーの縄張り)にハロゥ一行が向かっていて、ジャチが向かう先には

  • 人類の拠点
  • 無法界の無法者(リンリ率いるキョウカイ)
  • 暴緑界のボウクングマ

がいます。

ただでさえヤバい状況に輪をかけるようにジャチが到着してしまったらどうなるのか?

間違いなく上記の中では一番強いと思われるジャチによる虐殺が始まってしまうのか?

最悪な状況がさらに悪くなるとしか思えない組合せ… 

次回の24話ではジャチは到着するのか?

今後の展開に目が離せません!!

読者の『魔勢界』見解

 

 

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