『黄泉のツガイ』ユルとアサの「夜と昼を別つ双子」とは?

東村で生まれた双子の「ユル」と「アサ」

二人を取り上げた東村の長老である「ヤマハおばぁ」は

この子らは!
ツガイを統べる者になるんだよ!!

と言っていましたが、なぜ生まれた瞬間にそんなことが分かるのでしょうか?

「夜と昼を別つ双子」の条件

「夜と昼を別つ双子」は、単なる双子ではなく、生まれる場所や日時、性別などの特定の条件を満たす必要があります。

  • 場所:東村
  • 日時:夜と昼が等しい日に、日の出を境にして生まれる
  • 性別:男女の双子

この条件を満たすことで「夜と昼を別つ双子」となります。

「ユル」と「アサ」が生まれる前の「夜と昼を別つ双子」は、約400年前の1600年頃に存在しました。
その時、双子を取り上げたのは「ヤマハおばぁ」。

彼女は二度目の経験からか、日の出を境に産ませるため、双子の一人目である「ユル」を生んだナギサに対し、

もうすぐ夜明けだ!!
まだ生むんじゃないよ!!

と、「アサ」を生むのを夜明けまで待つよう指示。

一緒に取り上げていたキョウカには「そんな無茶な!!」と咎められますが、ヤマハおばぁは

「無茶でもなんでもやるんだ!!」

と、聞く耳を持ちません。

それほど、「夜と昼を別つ双子」を誕生させる条件は厳格でシビアなもののようです。

ちなみに、生まれる日も「夜と昼が等しい日」と言っているので

  • 春分(3月20日~21日頃)
  • 秋分(9月22日~23日頃)

のどちらかだと思われます。

東村の言い伝え

東の村で
夜と昼が等しい日に
日の出を境に生まれた
男女の双子は
黄泉の国へ渡り
ツガイを統べる者になる

黄泉のツガイ「第9話」

「夜と昼を別つ双子」の能力

それだけ厳格な条件をクリアした「夜と昼を別つ双子」にはどのような能力があるのでしょうか?

  • 「封」 世のあらゆるものを強制的に閉じることができる能力。
  • 「解」 世のあらゆるものを強制的に解くことができる能力。

「解」の能力

「解」はすでに「アサ」が取得済みで、物語中でもその能力が使用される場面が描かれています。

「解」の具体的な能力としては

  • 東村の強力な結界を解く
  • ツガイとの契約を強制的に解く

その他にも岩壁などを破壊したりする描写がありました。

また、後述しますが、400年前の「解」の能力者は戦場で敵の首を飛ばしており、これはおそらく

胴体と首の繋がりを解く」

という能力によるものだと考えられます。

「解」は、世のあらゆるものを強制的に解くことができる能力です。
そのため、解釈次第では、さらに大規模なことが可能になるかもしれませんね。

「封」の能力

「封」の能力は、「ユル」がまだ取得していません。

また、400年前の「夜と昼を別つ双子」の一人は、「封」を取得しないまま死んでしまったため、「封」の具体的な能力は長らく謎のままでした。

しかし、ヤマハおばぁの姉であり、黒谷アキオの母親である「小野」が、「封」の力をおこぼれ程度に持っていることが判明しました(39話)

これにより、「ツガイを封じる」以外の具体的な能力が少し明らかになっています。

  • 寿命を「封」じる
  • 痛覚を「封」じる

おこぼれの力だけでこれほど超常的なことができるのですから、完全な「封」を手に入れた場合、どれほど驚異的なことができるのか? 
荒木先生のことですから、日本だけではなく「世界規模の何か」を考えているのかもしれません。

「夜と昼を別つ双子」の能力取得方法

「夜と昼を別つ双子」の条件はクリアした「ユル」と「アサ」
それでは、何をすれば「解」と「封」の能力を取得することができるのでしょうか?

東村の言い伝えにこのようなものがあります

東の村で
夜と昼が等しい日に
日の出を境に生まれた
男女の双子は
黄泉の国へ渡り
ツガイを統べる者になる

黄泉のツガイ「第9話」

  • 東の村        =東村
  • 夜と昼が等しい日に  =春分か秋分
  • 日の出を境に生まれた =ナギサが頑張った
  • 男女の双子は     =「ユル」「アサ」
  • 黄泉の国へ渡り    =?
  • ツガイを統べる者になる=?

『黄泉の国へ渡り』からが意味不明です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました