苗字から読み解く『黄泉のツガイ』

漫画・アニメ

『黄泉のツガイ』(よみのツガイ)は、『鋼の錬金術師』の作者・荒川弘先生が描いた日本の漫画で、『月刊少年ガンガン』の2022年1月号から連載。

2023年には、「次にくるマンガ大賞 2023」のコミックス部門で2位にランクインし、また「第7回 みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」にも選出。

現在『黄泉のツガイ』では色々な思惑が飛び交っていますが、登場人物みんな本当のことを隠しているようなので苗字がある人物から物語を読みといていこうと思います。

東村関係者

デラ(田寺リュウ)

「田寺」(読み:たでら、たてら)は、全国に約500人ほど存在する比較的珍しい苗字で、全国でのランキングはおおよそ12,288番目に多いとされています。地域分布に関しては、主に以下の地域に多く見られる。

  • 兵庫県 – 「田寺」姓が最も集中している地域とされており、特に姫路市周辺に分布が目立ちます。歴史的には、現在の兵庫県南西部にあたる播磨国飾西郡田寺村が起源(ルーツ)とされる説があり、この地域との繋がりが深いと考えられます。

代々 東村の番小者(つがいこもの)をしている。

元傭兵で重火器の扱いに長け、競馬好き。

苗字の由来となった「播磨国飾西郡田寺村」の近くに

  • 陸上自衛隊姫路駐屯地
  • 姫路競馬場

がありますが、なんとなくデラさんの特徴と合っている気がしますね。

多分「田所」の出自は西(現兵庫県)あたりなので、東村の住人にはなれなかったのかもしれません。

段野ハナ(ハナちゃん)

「段野」は全国的に見ると非常に珍しい苗字で、推定人口は約200人前後とされています。全国でのランキングはおおよそ20,000位台後半で、決して多い名字ではありません。

地域分布に関しては、以下のような傾向が見られます

  • 大阪府 – 「段野」姓が最も多く分布している地域とされており、特に大阪府北部(高槻市など)にルーツを持つ可能性が指摘されています。地形に由来する名字として、当地で発生したとされる説があります。

「段野」という名字は、地形を表す「段」(階段状の土地)と「野」(平野や野原)に由来すると考えられており、特に大阪府高槻市や兵庫県丹波篠山市などに歴史的な関連があるとされています。また、藤原氏の後裔とする伝承も一部で存在しますが、確定的な証拠は少ないです。

東村に行ったこともない番小者(つがいこもの)。

代々 東村で表ざたにできない死体を処理する「墓掘り」

ただし、先代の母親から受け継いだツガイ「前虎後狼」の能力による死体処理ではなさそうなので、どのように処理するのか今後明らかになっていくと思われます。

苗字からするとやはり西の方が出自っぽいので、東村の住人にはなれなかったと思われます。

ツガイ「前虎後狼」の能力

犬が「二狼」で匂いなどで対象を追跡。
猫が「虎徹」でスマホやパソコンを駆使することができる『IT対応ツガイ』

ハナちゃんは「前虎後狼」を体現しているような生活を送っている。

【四字熟語・前虎後狼】

  • 災難から逃れてもまた災難が来て、次から次へと災難に遭うこと
  • ある危難を避けたところ別の危難に遭遇する状況のたとえ
  • ある難問・災難を解決・回避したとしても、別の難問・災難に直面することが明らかであり、危難を逃れるのが甚だ難しい状況のたとえ

33話で爆発からハナちゃんを「二狼」が守ったと「虎徹」が報告しており、霧の中に巨大な狼のような影が見えました。

もしかしたら探索能力だけでなく、「狼」や「虎」になって攻撃もできるツガイなのかもしれません。

「チェインパラドクス」というゲームでは『複合忍術・前虎後狼』という忍術があり

『諺に曰く、前門に虎を拒ぎ、後門に狼を進ましむ』
妖力により使役する虎と狼を出現させて敵を前後から包囲し、自らと共に連携攻撃を仕掛け要所の護りを強固にする忍術。

虎と狼を出現させ、自らも戦うという白兵戦が得意なハナちゃんにぴったり当てはまりそうな忍術ですね。

ナギサ(金城ナギサ)

「金城」は全国に約27,000人ほど存在する比較的ポピュラーな苗字で、全国ランキングではおおよそ500位前後に位置します。ただし、その分布には明確な地域的な偏りがあります。

  • 沖縄県の占有率: 沖縄県内では人口10万人あたり約1,500人以上が「金城」姓と推定され、全国平均(10万人あたり約20人)に比べて圧倒的に多いです。
  • 全国との比較: 全国で約27,000人いる中で、沖縄県だけでその半数以上(15,000人以上)が集中しているとされています。

東村「ミネ」の妻であり「ユル」と「アサ」の母親。

東村に迷い込んでしまったのがキッカケで東村の住人になる。

デラさんのお父さんを脅して東村の脱出方法を聞きだしており、結構面白そうな人物。

「ナギサ」の母親はすでに西ノ村の手に落ちていると思われ、定期的に「アサ」に連絡してくる。

東村紫明

「東村」は全国に約2,700人ほど存在する比較的珍しい苗字で、全国ランキングではおおよそ4,500位前後に位置します。地域的な偏りはあるものの、極端に特定の地域に集中しているわけではありません。

  • 地名由来の可能性: 「東村」という名字は、地名に由来するケースが多い日本の苗字の特徴を反映しています。例えば、福島県や沖縄県(東村=ひがしそん)にある「東村」という地名が起源の可能性があります。ただし、沖縄県では「東村」を「ひがしそん」と読むことが一般的で、苗字としての「東村」が直接沖縄に多いわけではないようです。
  • 福島県の集中: 福島県では人口10万人あたり約10人程度が「東村」姓と推定され、全国平均(約2人)に比べて高い傾向があります。

1600年あたりに「東村」を統治していた殿様。

「ヤマハおばぁ」が取り上げた双子の「夜太郎」「あさひ」は、一度殺したのですが「あさひ」のみ『解』の力を持って復活。「夜太郎」は蘇りませんでした。
(アサはユルを守る為現世に戻ったが、夜太郎は生き返りたくなかったのかも・・・)

東村紫明は『慶長出羽合戦』にて東軍に参加し「あさひ」の『解』の能力で手柄を立てようと待機の命令を無視して先走ってしまいます。

結果、上杉軍の「直江兼続」と思われる人物の首をとりますが、実は影武者で『解』の使い手である「あさひ」の存在がバレて「あさひ」は殺されてしまいます。

「夜と昼を別つ双子」を失ってしまった東村紫明。

ロクな人物ではなさそうですが、今後なにをするか楽しみです。

ヤマハおばぁ

苗字はないのですが、補足情報として入れときます。

東村の現長老で、西ノ村出身者。

『封』の能力で自身の寿命を「封」じている。
1600年頃にも生きているので、多分400歳は超えていると思われます。

『封』の能力はヤマハおばぁの姉が持っており、自身は持っていないはずなのですが

  • 姉に寿命を「封」じてもらった
  • ヤマハおばぁも「封」の力を授かった

どちらかだと思われます。

詳細は40話から明らかになってくると思うので、分かり次第追記します。

東村の関係者まとめ

東村では苗字を持っているものがいないため、関係者と言っても比較的外部に近い人ばかりになってしまいました。

東村の大人の住人は「ユル」を殺して「封」の能力を手に入れる為に、ユルに刺客を送り込んだりしてかなりヤバめの人が大半なようです。

二度の襲撃に加え、村の長老である「ヤマハおばぁ」も西ノ村出身であることがわかり(39話)東村もごちゃごちゃしてきています。

さらに、現在行方不明中(すでに死亡?)お父さん「ミネ」がどのような考えを持って村を出たのか? 
東村の住人のように天下を狙っているのか?

「ミネ」と「ナギサ」の消息と共に東村の今後が楽しみです。

影森家関係者

元東村出身の「影森」家。 
考え方の違いから東村を出た一族。

影森家

  • 当主 影森ゴンゾウ
  • 長男 影森ヒカル
  • 次男 影森遊馬(アスマ)
  • 三男 影森ジン

「影森」は全国的に非常に珍しい苗字で、推定人口は約200人前後とされており、全国ランキングでは約20,000位台に位置します。

  • 「影森」姓が最も多く分布している地域として兵庫県が挙げられます。特に神戸市や姫路市を含む県南部や、内陸部の丹波地域に散見されます。地名由来の可能性があり、例えば「影」や「森」に関連する地形や歴史的背景が影響しているかもしれません。
  • 兵庫県が分布の中心とされ、人口10万人あたり約0.5人程度と推定されます(全国平均は約0.15人)。これは他の地域に比べてやや高い割合です。

「田寺」と同じく兵庫県姫路市あたりがルーツのようですが、何かしらデラさん一族と関係はあるのでしょうか?

次男のアスマだけ母親が判明していますが、長男・三男は異母兄弟だと思われます。

黒谷姓

  • 長女 黒谷ナツキ
  • 長男 黒谷フユキ
  • 次男 黒谷ハルオ
  • 三男 黒谷アキオ

「黒谷」は全国に約2,800人ほど存在する比較的珍しい苗字で、全国ランキングではおおよそ4,400位前後に位置します。

  • 「黒谷」姓が最も多く分布している地域として兵庫県が挙げられます。特に神戸市や姫路市を含む県南部や、丹波・但馬地域などの内陸部に集中しています。地名由来の可能性があり、兵庫県内に「黒谷」に類似する地名(例:黒谷町、黒谷川)がルーツとして関係しているかもしれません。
  • 約2,800人のうち、兵庫県が数百人規模で最も多く、次いで大阪府、京都府と続きます。

黒谷も「田寺」や「影森」と同じく兵庫県姫路市あたりがルーツのようです。

もしかしたら「丹波地域」等が関係来るかもしれません。

彼らは全員「影森」に拾われて、兄弟として育てられ、使用人として「影森」に仕えている。

四男の黒谷アキオは影森家を裏切り、西ノ村側に寝返った。
痛覚が無いが、先天性のものではなく母親の「封」の力によって痛覚を「封」じられた可能性も出てきました。

新郷家

  • 新郷ハヤト
  • 新郷イオリ

「新郷」は全国に約1,300人ほど存在するやや珍しい苗字で、全国ランキングではおおよそ7,500位前後に位置します。地域的な偏りが見られ、特に特定の地方に集中する傾向があります。

  • 人口の約半数が九州地方(特に佐賀・福岡・長崎)に集中しており、残りが大阪や神奈川などの都市部に分散している形です。
  • 約1,300人のうち、佐賀県が数百人規模で最も多く、次いで福岡県、長崎県と続きます。

九州の佐賀県あたりがルーツのようです。

新郷イオリは影森遊馬(アスマ)の母親であり、多分父親が影森ゴンゾウ。

西ノ村関係者

御陵(みささぎ)

「御陵」は全国に約300人ほどしか存在しない非常に珍しい苗字で、全国ランキングでは約16,000位前後に位置します。

  • 「御陵」は「御」(尊称)と「陵」(墓)を組み合わせた言葉で、天皇や皇族の墓所を指します。奈良県には「御陵」と呼ばれる場所(例:橿原神宮近くの畝傍山東北陵など)が多く、こうした地名や職務(陵墓の管理など)に由来する名字と考えられます。
  • 約300人のうち、奈良県が100人以上を占めると推測され、残りが大阪、兵庫、京都などに分散しています。

西ノ村のリーダー的存在。

拠点と思われる街中華の「西家」で手際よく中華料理を作る。 
料理は具無しだけどおいしいらしい。(具無しチャーハン・具無しスープ)

アキオにはちゃんと具のあるレバニラを作っていたが、なにか特別な意味はあるのでしょうか?

与謝野イワン

「与謝野」は全国に約1,200人ほど存在するやや珍しい苗字で、全国ランキングではおおよそ8,000位前後に位置します。

  • 「与謝野」は京都府北部に位置する「与謝」という地名に由来します。「与謝」は古代から存在する地名で、与謝郡や与謝海(日本海側)に面した地域を指します。「野」は平野や田園を意味し、地形的な特徴を反映した名字と考えられます。
  • 約1,200人のうち、京都府が数百人規模で最も多く、次いで大阪府、兵庫県と続きます。

「御陵」と同じく「与謝野」も京都をルーツに持つ苗字のようです。

左右様曰く「ユルとアサの父母の血の匂いがする」とのことですが、どのように接触したのか?
今後の展開に期待です。

峰山アンナ

「峰山」は全国に約1,500人ほど存在するやや珍しい苗字で、全国ランキングではおおよそ7,000位前後に位置します。

  • 「峰山」は「峰」(山の頂上)と「山」が組み合わさった名字で、日本の地形に由来する典型的なパターンです。京都府北部の「峰山」という地名が起源と考えられ、丹後地域の山岳地帯や歴史的背景が関係しています。
  • 約1,500人のうち、京都府が数百人規模で最も多く、次いで兵庫県、大阪府と続きます。

「峰山」やはり京都がルーツのようです。

ハナちゃんにペラペラと西ノ村の内情を話すなど、あまり西ノ村に対して思い入れはなさそうです。
ツガイに爆弾兼盗聴も寄生させられており、西ノ村の人からもあまり信用はなさそう。

峰山アンナのツガイ「魂コロガシ」の能力

「タロウ」と「ヒメ」と名付けられたツガイで、遺体をフンコロガシのように丸めて小さくできる。
最初は遺体処理だけの能力かと思われましたが、35話で驚きの能力が判明。

オスが死体で肉団子を作り メスがそこに卵を産む
すると生まれた幼体はその肉団子を食べ、成長し、新たなツガイとなって出てくる。

そうして生まれたツガイは肉団子にされた人間の個性を基に生まれる『新世代のツガイ』となる。

フユキの「閻魔帳」にもないツガイになるので今後厄介な存在になりそうです。

醍醐(だいご)

「醍醐」は全国に約1,800人ほど存在するやや珍しい苗字で、全国ランキングではおおよそ6,000位前後に位置します。

  • 「醍醐」姓が最も多く分布している地域として京都府が挙げられます。特に京都市伏見区の「醍醐」地区(例:醍醐寺周辺)に集中しており、この地名が苗字の起源と強く結びついていると考えられます。
  • 「醍醐」は歴史的に有名な地名で、真言宗の醍醐寺や醍醐山に由来し、古くからこの地域に住む人々が苗字として採用した可能性があります。
  • 約1,800人のうち、京都府が数百人規模で最も多く、次いで大阪府、兵庫県と続きます。

悪人面で戦闘狂だが、殺気の無い人やツガイとは言え「犬」も襲わない意外とイイ人。

ツガイも「ドS」と「ドM」というギャグ要素満載の能力なので、醍醐の出てくる回はギャグ回になりそうです。

椥辻(なぎつじ)

「椥辻」は全国に非常に少ない珍しい苗字で、推定人口は約100人未満とされ、全国ランキングでは30,000位以下に位置する可能性があります。

  • 「椥辻」姓が最も多く分布している地域として京都府が挙げられます。特に京都市山科区の「椥辻」(地名)周辺に集中している可能性が高いです。この地名は「椥辻町」や「椥辻駅」として知られ、苗字の起源がこの地域に強く結びついていると考えられます。
  • 「椥」はナギ(梛)という植物を指し、「辻」は交差点を意味するため、椥の木がある交差点に由来する地名から発生した名字と推測されます。
  • 約100人未満の推定人口のうち、京都府が大部分を占めると考えられ、他の地域ではほぼ見られない稀少性があります。

多分デラさんのお父さんであるロウエイの知り合い「矢賀」という男の『ひっつきもっつき』の能力を引き継いだツガイを従えている。

元々「ひっつきもっつき」は爆発などはしないが、峰山アンナのツガイ「魂コロガシ」の能力でできた「新世代のツガイ」だと考えられます。

「椥辻」は左の手のひらから腕にかけて粘膜のようなものが付いており、手のひらに耳を当てることでツガイに付けた粘液から盗聴ができ、スイッチを押すような動作をすると粘液が爆発する。

峰山アンナのツガイにも寄生させているが、御陵(みささぎ)は何も言わないので西ノ村の関係者公認で寄生させているみたいです。

小野

「小野」は全国に約172,000人ほど存在する非常に一般的な苗字で、全国ランキングでは第36位に位置します。

  • 「小野」姓が最も多く分布している地域として兵庫県が挙げられます。特に小野市や加古川市、姫路市周辺に集中しており、兵庫県内では人口10万人あたり約200人以上と推定されます。
  • 兵庫県小野市は「小野」という地名そのものが存在し、古代から続く歴史的な背景が苗字の起源と結びついている可能性があります。
  • 約172,000人のうち、兵庫県が1万人以上を占め、次いで大阪府、東京都、愛知県、福岡県などが続きます。

影森を裏切った「黒谷アキオ」の母親であり、東村の長老である「ヤマハおばぁ」の双子の姉。

元々は西ノ村の出身だったが、「封」の力を手に入れ若い頃に「寿命を封じた」

「黒谷アキオ」の痛覚が無いのは小野に「痛覚を封じられた」可能性があります。
乳児だった「黒谷アキオ」の痛覚を封じてから、影森家の運営する乳児院前に置いてきたと思われます。

東村・西ノ村・影森家の三つ巴の関係。

それぞれに正義はありそうですが、これから一体どんな因縁が出てくるのでしょうか?

連載している「月刊ガンガン」は毎月12日発売です。

追記

黄泉のツガイで苗字について調べていたらこんなポストがありました。

自分は関東在住なのでピンときませんでしたが、京都の地下鉄東西線の駅名一覧を見て納得しました。

まんまですね・・・

どうりで「京都」由来の苗字が多かったんですね。

小野の近くにいる包帯を巻いた人の名前は

  • 六地蔵
  • 石田
  • 東野
  • 山科

のどれかかもしれません。

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